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2009年 01月 29日

大阪ってやつは

私が大阪にやってきて、5年目を迎えようとしている。
10年前、ましてや20年前には現在の境遇を想像だにしなかったぜベイベ。

当初は大阪人(あえてこう呼ぶ)のイラチ(短気)さと、品性のなさに辟易したが、
考えてみればそれはTOYAMAでもTOKIOでもLONDONでも同じ事である。
それぞれの地方にMr.グッドバー(矢作俊彦※1)があるように、
狭くて哀しい了見しか持ち合わせない人々は、往々にして、
それぞれの地域にいるものだ。

「大阪」そのものにけして罪はない。交通事故による殺人も、
ネットを使った脅迫も、「西松の家※2」も、すべて悪いのはその「人」である。
ただここは、人口にたいしてそのような人たちの割合が一寸高いだけだ。

月日はながれ、「お好み焼定食※3」が食えるようになり、
ある日ジャンジャン町に出かけた私は、「沖縄居酒屋※4」で
衝撃的な「オッサン※5」にであった。

昔、彼が「天王寺動物園※6」に食料調達に出かけた折に、
結核持ちの友人が猿山のサルに病をうつして全滅させたそうである。
また、釜ヶ崎界隈の激安立ち呑み店は注意しなくてはならないらしい。
品書きに牛や豚やカシワではなく、ただ「肉」と書いてあるのは、
「ワンちゃん※7」の可能性がある、と。嗚呼、「日本三文オペラ※8」である。

天王寺で酒場を営む「友人※9」は、敬意をもって彼らを「ソルジャー」と呼ぶ。

そんな魑魅魍魎が跳梁跋扈する大阪において、私にとっての
偉大なる文化は角打ち、つまり「立ち呑み」だ。
いわゆる「センべろ※10」であり、「ギャンブル酒場※11」である。
無形文化財に登録して欲しい。たのんだぜ橋下。

この激安価格が嬉しい。知っている範囲で言うと、
瓶ビールの大瓶が一本330円(酒の奥田@天満※12)。
モツの串が一本40円(大万@新世界※13)。
八宝菜が200円(酒の穴@新世界※14)。
おでんに至ってはジャガイモ1個50円(正宗屋@相合橋※15)である。
神様仏様稲尾様である。

もちろん椅子付きの居酒屋にも素晴らしい店はある。天王寺の「M」と「D」は
別の機会に譲るとして、極私的な白眉は大正区にある「K」だ。
まだ存命であればソ連に抑留経験のある、齢90歳をこえた店員が、
世界最高の出汁巻き(たしか270円)を食わせてくれる。

抑留といえば名著「ラーゲリからの手紙」を忘れてはいけない。
作者の辺見じゅんはTOYAMA出身である。同郷の柴田理恵や室井滋らと
並んで個性的な顔立ちをしているが、それは私の責任ではない。これ豆知識な。


※1 トレンチコートとRayBanが日本一似合う作家。でも駄作多し。
※2 2009年1月現在、裏金問題によりメディアを賑わす。
   筆者の住む近辺にもそのオサレ住宅地があり、住民らの「気分はもう戦争」か。
※3 炭水化物×炭水化物。大阪における定食の基本。
   「タコ焼き定食」はさらに上級。
※4 赤井英和主演の映画にもロケ地提供。店名は秘す。とりあえず泡盛。 
※5 西成のS谷氏。昨年秋にご逝去。合掌。
※6 大阪南部及び和歌山県民のデートスポット。青テント軍団の食材置き場?
※7 狗肉。実は美味いらしい。
※8 開高健の著作。
※9 天王寺「igosso」。スワンプでレイドバックな良店。
※10 千円でベロベロに酔う事。命名は中島らも?
※11 店内にラジオ及びTVが設置されており、競馬・競輪・競艇の情報が流れる店。
※12 筆者に転居を考えさせた天満の良心。禁煙でも納得。
※13 ディープ大阪の一里塚。ここにデートで来るカップルは本物だ。
※14 三船敏郎似の店員がいる。ストーンズ好きなら向かいの串カツ「越源」へ。
※15 通風をダイレクトに引き寄せる「カステラ」は必食。

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by shimac01 | 2009-01-29 12:30 | osaka
2009年 01月 06日

Be simple,Go slow!

久々に買いました、少年ジャンプのコミックス「バクマン。」@集英社。

いい年こいてと言うなかれ。これでもむかしは漫画家を目指していました。
郷土が誇る藤子不二雄御大にあこがれ、「まんが道」を教科書としつつ。
(その後「サルまん」「編集王」で騙される一地方在住だった高校生のボク)

同じキャラが二度かけないという基本的な画力がないことに気づき、
早々に挫折。現役の皆様ほんとうに尊敬します(exいにお)。遠い目。
大友先生の「AKIRA」も筆を折る後押しをして下さいました。
あれはムリッス、画けません。そうだろ、金田?

当時はなぜかテレビの「天才バカボン」が自分の家だけで放送されれば良いのにと
本気で考えておりました。愚鈍。胡乱。赤塚先生フォエバー。

で。前出の作品はそんなヘタレでトホホだった(今も)ボクの
少年時代(羊水←倖田)をちょっぴり思い出させてくれるのです。
ちなみにデスノートもミサミサも高田さんも登場しませんが。

んで、写真は以前オーナーの娘(当時高校生)とお見合い寸前までいった立ち呑み店。
キャッシュオンにて手軽な値段でパリッと酔える良い店でした。
が、昨年の春から「改装中」の貼り紙を残し、系列店ともども長期休業中。
オーナー一族は行方知れず。新地に連れてってもらった記憶がナツカシス。
諸行無常。

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by shimac01 | 2009-01-06 16:46 | osaka
2008年 11月 20日

大阪の宝⑤「山長 梅田店」

立ち呑み

パチンコ・喫茶・Bメシ・雀荘をはじめとして
ダメリーマンのオアシス大阪駅前ビル内にあって、
名だたる名店がひしめく中、ボクのもっとも好きな店。

改装を機にフードメニューも価格が表記され、一見さんでも
入りやすくなったものの、以前はまったく同じ物を頼んでも
勘定が違っていたことがあった(たぶん店員Fさんが泥酔)。

古くから日本酒に力を入れてこられたせいもあり、独自の仕入れルートによる
レアな銘酒の登場もしばしば。もちろん酒に対する店員さんの知識も抜かりなし。
昨今雲霞のごとく湧き出たオサレ焼酎酒場なんぞは一蹴されます。ザマミロ。
適正な価格で日本酒のうまさを再確認させてくれる店。

2ビル構内の通路に面しているので、女性同士でももちろん安心ですが、
21時の閉店時間を過ぎてまでダラダラ呑んでるのは、
酒呑みの流儀に反しますゼ。

TEL:06-6344-0228
住所: 大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB1F
営業時間: [月~金] 10:00~21:00 [土] 10:00~18:00

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by shimac01 | 2008-11-20 23:57 | osaka
2008年 11月 18日

大阪の宝④「樽 金盃」

立ち呑み

いわずと知れた新梅田食「道」街の重鎮。
ボクの場合は納豆・とり肝・冷や酒がデフォルト。
つみれ汁希望者は、急げ。

騒々しい客には店主が酒樽を叩いて注意or追い出し。
店内は一瞬緊迫するものの、ひとりでゆっくり呑みたい
客は心の中で快哉を叫ぶ。

叩いたあとの店主の表情はいつも少し曇りがち。
店の秩序を保つため、仕方なしにやってると思われる。

それぞれのお店には不文律があり、双方にそれを遵守する意思と
実践があってこそ世界に冠たる「立ち呑みワールド」が形成される。
金盃こそが日本の誇る、「バル」だ。
イベリコ豚もシェリー酒も、当然、ここには無い。それでいいのだ。

でも樽の中のお酒が振動によって品質低下につながるのではないかと
少し心配。

TEL:06-6311-0223
住所:大阪府大阪市北区角田町9-26 新梅田食道街1F
営業時間:[月~金]16:30~23:00  [土]16:30~22:00
[日]16:00~21:00 祝日休
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by shimac01 | 2008-11-18 20:15 | osaka